第4回|毛細血管を目覚めさせる運動と暮らし方— 動かすことで、巡りは思い出される —
40代になってから、
「運動したほうがいい」と分かっていても、
その言葉が少し重く感じるようになりました。
体力をつけたい気持ちはある。
でも、頑張る運動は続かない。
むしろ、やったあとに疲れが残ることもある。
そんな中で気づいたのが、
ゴースト血管ケアに必要なのは
鍛える運動ではなく、巡りを呼び戻す動きだということでした。
毛細血管は「使われないと眠ってしまう」
毛細血管は、
体のすみずみまで血液を届ける、とても細い血管です。
この毛細血管は、
使われない状態が続くと血流が弱まり、
やがて血液が通わなくなってしまうことがあります。
これが「ゴースト血管」と呼ばれる状態。
40代以降は、
・長時間座ったまま
・同じ姿勢が続く
・動く範囲が狭くなる
といった生活が増え、
知らないうちに毛細血管を使わない時間が長くなりがちです。
血流は、心臓だけで巡っているわけではない
血液は心臓が送っていますが、
実はそれだけでは、末端まで十分に巡りません。
筋肉が動くことで血管が刺激され、
血液は押し出され、戻され、巡っていきます。
つまり、
・歩く
・指を動かす
・足首を回す
こうした小さな動きが、
毛細血管にとっては
「今、使われている」という合図になるのです。
ウォーキングは「時間」より「質」
ゴースト血管ケアとしてのウォーキングは、
長距離や速さを求める必要はありません。
意識したいのは、
・かかとから着地する
・足裏全体を使う
・腕を自然に振る
この3つだけ。
10分でも十分。
「ちゃんと地面を踏んでいる感覚」があれば、
毛細血管はしっかり刺激されます。
手足グーパーが、末端を目覚めさせる
とても簡単ですが、
毛細血管ケアとして効果的なのが
手足のグーパー運動です。
指先は、
ゴースト血管が起こりやすい場所。
グーで縮め、
パーで大きく広げる。
それだけで、
血管のポンプ機能が自然に働き始めます。
・朝、布団の中で
・仕事の合間に
・夜、テレビを見ながら
「運動」と思わず、
動かすきっかけとして取り入れるのがおすすめです。
夕方の運動が、巡りに向いている理由
ゴースト血管ケアでは、
運動のタイミングも大切です。
おすすめは、夕方から夜にかけて。
この時間帯は、
・体温が下がり始める
・血流が滞りやすい
・一日の疲れが溜まっている
軽く体を動かすことで、
一日の滞りをリセットし、
夜の回復モードに入りやすくなります。
激しい運動は不要。
「巡らせてから休む」
それだけで十分です。
続けるコツは「運動」にしないこと
40代のゴースト血管ケアで一番大切なのは、
続けられること。
・メニューを決めない
・回数を数えない
・できない日があっても責めない
動かした日があれば、それで十分。
毛細血管は、
刺激を思い出すと、
少しずつ応えてくれる存在です。
血流を整えることは、
体を追い込むことではありません。
滞らせない選択を、
日常の中で重ねていくこと。
毛細血管を目覚めさせる運動は、
40代の体と、
穏やかにつき合うための暮らし方なのだと思います。【関連記事】
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