40代からの“整える参拝記” — ご利益別にめぐる、私の神社時間④

①【暮らしと備え】

【第4回】病気平癒・健康 — 心と体を整え、日々を軽くしてくれる神社

40代になると、体のちょっとした変化に敏感になり、
「これまで当たり前だった健康は、当たり前ではなかったんだ」と気づく瞬間があります。
無理が利かなくなり、休息の大切さや、心身のバランスを整えることの重要性を実感する年代でもあります。

そんなとき、私がそっと足を運びたくなるのが 病気平癒・健康の神社。
参拝そのものが“体と心を見つめ直す時間”になり、
日々の不調や不安を手放すきっかけを与えてくれます。

今回は、病気平癒にご利益があると言われる有名な神社と、
静かに心を整えられる“マニアックな神社”を組み合わせてご紹介します。

40代こそ大切にしたい「整える参拝時間」として、穏やかにお読みいただけたら嬉しいです。

有名な病気平癒スポット

少彦名神社(大阪/東京)

医薬・健康の神様として信仰される少彦名命を祀る少彦名神社。
“くすりの神様”として知られ、昔から病気平癒や健康祈願で多くの人が訪れます。

大阪の道修町にある本社は、薬の街ならではの落ち着いた空気が漂い、
心静かに体調と向き合える場所。東京の神田にも分社があり、
仕事帰りに立ち寄りやすいのも魅力です。

生活の中に寄り添うような神社で、
「健康を整えることを思い出させてくれる」そんな時間が過ごせます。

三峯神社(埼玉)

関東屈指のパワースポットとして知られる三峯神社。
美しい山々に囲まれた境内は、まるで体の内側まで洗われていくような清らかな空気があります。

古くから“気を強める場所”として親しまれ、
心身が弱っているときに訪れると、不思議と前向きな力が湧いてきます。

病気平癒だけでなく、
◎ 心の疲れ
◎ 気力の回復
にも寄り添ってくれる神社です。

落ち着いた雰囲気で心身を整えやすい神社

石切劔箭(いしきりつるぎや)神社(大阪)

大阪で「病気平癒の神社」といえば、必ず名前が挙がる石切劔箭神社。
古くから、腫れ物・できもの・体の不調など、さまざまな“体にまつわる悩み”の平癒祈願で知られ、全国から参拝者が訪れる場所です。

ゆっくりとお百度参りをする人の姿も多く、神社全体にどこか“整えていく”ような静かな気配が漂います。

40代になると、若いころと違って体のサインに敏感になり、無理をしたくない日も増えていきます。そんな時に訪れる石切さんは、心身を落ち着け、「もう一度、自分をいたわろう」と思わせてくれる場所。

強さだけでなく“やさしさ”で支えてくれる、病気平癒の神社です。

御嶽神社(長野)

山岳信仰で知られる御嶽神社は、
“心身の浄化”を求めて訪れる人が多い神社です。

山を背景に佇む境内は、深呼吸したくなるほど透明感があり、
参拝の時間そのものがデトックスのような感覚に。

自然の中で体の声を聞き、
「無理しすぎていないかな?」
と自分の生活を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

40代の私が健康の神社を訪れる理由

40代になると、
“症状が出てから対処する”よりも、
“日々の小さな乱れに気づくこと”が大切になります。

◎ 疲れが抜けにくい
◎ 体調の波が読めない
◎ 心の調子も体に影響する

そんな変化を感じるたび、私は神社に足を運ぶようになりました。

神社で過ごす静かな時間は、
「今の自分に必要な休息は?」「これ以上頑張っていない?」
と自分に問い直す、大切な“整える時間”。

健康祈願はただ願うだけではなく、
自分の生活や心持ちを見つめ直すきっかけにもなっています。

参拝のコツ

◎ 朝の清々しい空気の中で訪れると、心と体が整いやすい
◎ 境内では自分の体調や生活のリズムを静かに見つめる
◎ お守りは、無理に選ばず“自然と手が伸びたもの”を
◎ 病気平癒の願いは「治りますように」だけでなく「整えていきます」という姿勢で

神社での過ごし方を少し意識するだけで、
参拝の時間がより深い“私時間”になります。

健康を見つめ直す神社の時間

病気平癒・健康を祈る神社は、
不安を抱えやすい40代にそっと寄り添い、
心と体のバランスを整える力を与えてくれます。

少彦名神社・三峯神社のような有名スポットだけでなく、
信貴山 朝護孫子寺や御嶽神社のような落ち着いた場所を巡ることで、
自分の体と心をやさしく整え直す“参拝時間”が生まれます。

これからも、自分の健康を大切にしながら、
無理のないペースで神社とのつながりを育てていきたいですね。

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