40代からの「買わない」という選択 ― ものを減らしたら、お金の使い方が変わった【保存版】

①【暮らしと知恵】

クローゼットを開けて、ため息をついたことはありませんか。

服はたくさんあるのに、着るものがない。

引き出しには、使っていない文房具。

キッチンには、一度しか使わなかった調理器具。

どれも、買ったときは「必要だ」と思ったはずなのに。

  1. きっかけは、旅行カバンでした
  2. それまでは、使い捨てでした
  3. 選んだのは、折りたためるカバン
  4. 「もったいない」と思っていたはずが
  5. 「使い捨て」から「使い続ける」へ
  6. 「買わない」が目的ではありません
  7. この記事の内容
  8. セールは、得なのか
  9. 私が、やめたこと
  10. 「1回あたり」で考えてみる
  11. 「安物買いの銭失い」の、本当の意味
  12. ただし、高ければいいわけでもない
  13. ① 「これは、何を解決するのか」
  14. ② 「すでに、似たものを持っていないか」
  15. ③ 「1週間後も、欲しいと思うか」
  16. 迷ったら、買わない
  17. 最初に戻ってきたのは、時間だった
  18. 「判断疲れ」から、解放される
  19. 部屋の余白が、心の余白になる
  20. お金は、あとからついてきた
  21. 使い捨てから、手入れへ
  22. 育てられるものの、特徴
  23. 私が「育てている」もの
  24. 革の手入れは、思ったより簡単でした
  25. 「買う」ではなく「迎える」
  26. いちばん効果が大きい見直し
  27. 見直したい、4つの固定費
  28. 「減らす」より「選び直す」
  29. 罪悪感を持たなくていい
  30. ① 毎日使うもの
  31. ② 体を守るもの
  32. ③ 時間を生むもの
  33. ④ 経験に使うお金
  34. ⑤ 自分を整えるもの
  35. お金が貯まった、という話ではない
  36. 選ぶ力が、育った
  37. 物との関係が、変わった
  38. まとめ ― 買わないことが、目的ではない
  39. 大切なものに、使うために
  40. あの旅行カバンが、教えてくれたこと
  41. 今日、ひとつだけ

きっかけは、旅行カバンでした

最初に「少し良いもの」を選んだのは、旅行カバンでした。

不思議なものです。

毎日使う財布でも、通勤のカバンでもなく

年に数回しか使わないものから、私の買い方は変わりました。

それまでは、使い捨てでした

以前の私は、旅行カバンを消耗品だと思っていました。

安いものを買って、傷んだら買い替える。

年に数回しか使わないのだから、それで十分

そう考えていたのです。

選んだのは、折りたためるカバン

新しく選んだのは、折りたためる旅行カバンでした。

使わないときは、小さく畳んで収納できる。

それでいて、素材はしっかりしたもの。

この2つが、決め手でした。

「もったいない」と思っていたはずが

買ったとき、以前の私ならこう思ったはずです。

「年に数回しか使わないのに、もったいない」

でも ―

実際に使ってみて、考えが変わりました。

◎ 畳めるから、収納場所を取らない

大きなカバンが、クローゼットを占領しない。

これだけで、部屋がすっきりしました。

◎ 良い素材だから、傷まない

安いカバンは、2〜3回の旅行で角がすり切れていました。

今のカバンは、何年経っても形が崩れません。

◎ 買い替えなくていい

「次の旅行の前に、また買わなきゃ」

その手間と出費が、なくなりました。

「使い捨て」から「使い続ける」へ

この経験で、私の中の基準が変わりました。

値段ではなく、「これを長く持ちたいか」。

それから、財布も、通勤のカバンも

職人が作ったものを選ぶようになりました。

どれも、今も使っています。

「買わない」が目的ではありません

先にお伝えしておきたいことがあります。

この記事は、節約や我慢をすすめるものではありません。

買わないことが偉い、という話でもありません。

お伝えしたいのは、こういうことです。

「なんとなく買う」をやめると、本当に欲しいものが見えてくる。

そして、そこにお金を使えるようになる。

それが、40代からのお金の整え方だと思っています。

この記事の内容

ひとことで言うと
1. 「安いから買う」をやめた値段ではなく、使う回数で考える
2. 買う前の、3つの問い迷ったら、一度立ち止まる
3. 減らして、見えてきたもの物より先に、時間が戻ってきた
4. 「育てる」という買い方手入れできるものを選ぶ
5. 物より先に、固定費をいちばん効果が大きい見直し
6. それでも、買っていいもの罪悪感を持たなくていい
7. 買わないことで、得たものお金より大切だったこと

1. 「安いから買う」をやめた

セールは、得なのか

「50%オフ」

この文字を見ると、心が動きます。

「今買わないと損」

そう感じてしまうのは、自然なことです。

でも ―

冷静に考えてみると、おかしなことに気づきます。

買わなければ、100%オフなのです。

私が、やめたこと

◎ セールだけを目的に、店に行かない

「何か安いものはないか」で店に入ると、必ず何か買います。

買うものを決めてから行く ― それだけで、無駄が減りました。

◎ まとめ買いをやめた

「3つで1,000円」

1つでいいのに、3つ買ってしまう。

結局、2つは使わないままということが、何度もありました。

◎ 「いつか使うかも」で買わない

「いつか」は、たいてい来ません。

本当に必要になったとき、買えばいい ― そう思えるようになりました。

「1回あたり」で考えてみる

値段の見方を、変えました。

以前:いくらか

:何回使うか

私の旅行カバンで、考えてみます。

以前の安いカバン今のカバン
使えた回数2〜3回の旅行で傷む何年も使っている
買い替え数年ごとに必要不要
収納かさばる畳める

数回で買い替えていたものと、何年も使えるもの。

総額で見ると、そこまで変わらないのです。

むしろ、選び直す手間や、収納の悩みがなくなった分

得をしたと感じています。

「安物買いの銭失い」の、本当の意味

この言葉を、私は「損をする」という意味だと思っていました。

でも、失っていたのはお金だけではなかった。

◎ 買い直す時間

◎ 何を買うか考える時間

◎ かさばる物を、どこに置くか悩む時間

そういうものまで、失っていたのだと思います。

ただし、高ければいいわけでもない

誤解しないでいただきたいのですが ―

高価なものが正解、という話ではありません。

大切なのは「使い続けられるか」です。

年に1回しか使わないものでも、10年使えるなら

それは、良い買い物だと思います。

2. 買う前の、3つの問い

衝動買いを防ぐために、私が自分に問うことがあります。

たった3つですが、これが効きます。

① 「これは、何を解決するのか」

買い物には、目的があるはずです。

でも、「なんとなく欲しい」で買っているとき、目的は曖昧です。

「この服は、どの場面で着るのか」

「この調理器具は、何を作るためか」

答えられないなら、今は買わなくていいかもしれません。

② 「すでに、似たものを持っていないか」

これが、いちばん引っかかります。

黒いカーディガン、白いTシャツ、ボールペン、保存容器

同じようなものを、何度も買っていることに気づきました。

買う前に、家の中を思い浮かべる。

それだけで、重複が減ります。

③ 「1週間後も、欲しいと思うか」

衝動買いに、いちばん効く方法です。

カートに入れて、1週間待つ。

多くの場合、1週間後には忘れています。

それは、本当は必要なかったということ。

逆に、1週間後も欲しいと思ったなら ― それは、本当に必要なものかもしれません。

迷ったら、買わない

「迷ったら買う」という言葉もありますが ―

私は逆だと思っています。

本当に必要なものは、迷いません。

迷っている時点で、それは「なくても困らないもの」なのです。

3. 減らして、見えてきたもの

最初に戻ってきたのは、時間だった

物を減らして、いちばん驚いたことがあります。

お金より先に、時間が戻ってきたのです。

◎ 探す時間が減った

「あれ、どこに置いたっけ」

この時間が、驚くほど減りました。

◎ 選ぶ時間が減った

服が少ないと、朝の支度が早くなります。

◎ 手入れする時間が減った

物が少ないほど、掃除がラクです。

「判断疲れ」から、解放される

人は、1日に何度も選択をしています。

その一つひとつが、少しずつ脳を疲れさせると言われています。

物が少ないと、選択の回数が減る。

それだけで、夕方の疲れ方が変わりました。

部屋の余白が、心の余白になる

不思議なことに ―

部屋がすっきりすると、気持ちも落ち着きます。

視界に入る情報が減るからかもしれません。

「片づけなきゃ」という無言のプレッシャーが、消えるからかもしれません。

いずれにせよ、物を減らすことは、心を軽くすることでもありました。

お金は、あとからついてきた

節約しようと思ったわけではありません。

でも、買う回数が減れば、自然と支出は減ります。

そして ―

「本当に欲しいもの」に、お金を使えるようになりました。

これが、いちばん大きな変化です。

4. 「育てる」という買い方

使い捨てから、手入れへ

買い方が変わってから、選ぶ基準も変わりました。

今の基準は、これです。

「これは、育てられるか」

育てられるものの、特徴

◎ 手入れができる

洗える、磨ける、油を塗れる

手をかけるほど、良くなっていくもの。

◎ 修理できる

壊れたら直せるものは、長く使えます。

◎ 経年変化を、楽しめる

新品がいちばん美しいものより ―

使い込むほど味が出るものを選ぶようになりました。

私が「育てている」もの

◎ 革のカバンと、財布

旅行カバンから始まって、通勤カバン、財布

気づけば、職人が作ったものを選ぶようになっていました。

革は、手をかけるほど応えてくれます。

傷がついても、それが味になる。

クリームを塗ると、その日だけ艶が戻る。

「買い替える」から「手入れする」へ

この変化が、いちばん大きかったかもしれません。

革の手入れは、思ったより簡単でした

「手入れが大変そう」

そう思って、革製品を避けていた時期もありました。

でも、実際にやってみると、驚くほど簡単です。

◎ 乾いた布で、ほこりを落とす

◎ クリームを、少量なじませる

◎ 乾いた布で、軽く拭く

それだけ。

頻度は、月に1回程度で十分です。

この数分のために、専用のクリームをひとつ持っておく

それが、長く使うための、いちばん確実な方法でした。

最初の一本は、色がつかない無色タイプが使いやすいと思います。

【コロニル公式店】コロニル 1909レザーローション 100ml 保湿 栄養 保革 レザー 本革 革 手入れ お手入れ クリーム Collonil 1909 LEATHER LOTION スムースレザー用保湿ローション

※革の種類によって、適したケア用品は異なります。 スエードやヌバックなど起毛素材には、専用のものを選んでください。心配な場合は、目立たない部分で試してからお使いください。

◎ つげぐし

椿油で、ときどき手入れ。

使うほどに、髪へのなじみがよくなります。

◎ 木の器

使ったら洗って、しっかり乾かす。

時々オイルを塗ると、色が深まっていきます。

◎ 急須

茶渋を落として、注ぎ口を洗う。

手をかけるほど、愛着が増していきます。

「買う」ではなく「迎える」

育てられるものを選ぶようになってから、買い物の感覚が変わりました。

「消費する」のではなく「迎え入れる」。

そう思うと、選ぶ時間も楽しくなります。

そして ―

大切にしようと思えるので、次の買い物が減るのです。

5. 物より先に、固定費を

いちばん効果が大きい見直し

ここまで「物」の話をしてきましたが ―

実は、いちばん効果が大きいのは固定費の見直しです。

理由はシンプル。

一度見直せば、毎月ずっと効果が続くからです。

見直したい、4つの固定費

◎ サブスクリプション

動画配信、音楽、アプリ、雑誌読み放題

気づかないうちに、いくつも契約していませんか。

確認方法

  • スマートフォンの「サブスクリプション」設定
  • クレジットカードの明細を、3か月分見返す

「使っていないのに、払い続けている」ものが、必ず見つかります。

◎ 電力・ガス

自由化により、契約先を選べるようになりました。

同じ電気を使っていても、契約先で料金が変わります。

手続きは多くの場合オンラインで完結し、工事も原則不要です。

※料金プランは変わるため、必ず最新情報をご確認ください。

◎ 通信費

スマートフォンのプランを、何年も変えていないという方は多いはずです。

使っているデータ量を確認して、プランが合っているか見直してみてください。

◎ 保険

40代は、保険を見直すタイミングとも言われます。

◎ 家族構成が変わった

◎ 若い頃に入ったまま、内容を把握していない

◎ 重複した保障がある

こうした場合は、確認する価値があります。

※保険は個別性が高いため、内容の判断は専門家にご相談ください。

「減らす」より「選び直す」

固定費の見直しも、「削る」というより「選び直す」です。

必要なものは、残していい。

大切なのは、「なんとなく払い続けている」ものをなくすことです。

6. それでも、買っていいもの

罪悪感を持たなくていい

ここまで「買わない」話をしてきましたが ―

買うことに罪悪感を持つ必要はありません。

むしろ、こういうものには、積極的にお金を使っていいと思っています。

① 毎日使うもの

枕、寝具、靴、下着

毎日使うものは、1回あたりのコストが下がります。

そして、体への影響も大きい。

ここには、投資する価値があります。

② 体を守るもの

歯ブラシ、日焼け止め、良い食材

健康に関わるものは、削らないほうがいいと思います。

あとから取り返すほうが、高くつくからです。

③ 時間を生むもの

食洗機、乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機

「物を減らす」と矛盾するようですが ―

時間を生む道具は、別枠だと考えています。

毎日30分の家事が減るなら、年間180時間。

その時間の価値を考えると、決して高くありません。

④ 経験に使うお金

旅、学び、人と会うこと

物は減っても、経験は減りません。

そして、経験は場所を取りません。

40代からは、物より経験に ― そう思うようになりました。

⑤ 自分を整えるもの

好きな香り、美しい器、一杯のお茶

実用性だけでは測れないものにも、価値があります。

「無駄」に見えるものが、心を支えることもある

それも、忘れたくありません。

7. 買わないことで、得たもの

お金が貯まった、という話ではない

正直に言うと、劇的に貯金が増えたわけではありません。

でも ―

お金の使い方に、納得できるようになりました。

「何に使ったか分からないお金」が、減ったのです。

選ぶ力が、育った

買わない選択を重ねるうちに ―

「自分は何を大切にしているか」が、はっきりしてきました。

買い物は、価値観の表れです。

何を買い、何を買わないか

その積み重ねが、その人の暮らしを作っていきます。

物との関係が、変わった

今、家にあるものを見回すと ―

「なぜこれを選んだか」を、説明できるものばかりです。

それは、とても心地よいことでした。

まとめ ― 買わないことが、目的ではない

7つの視点をめぐってきました。

「安いから」をやめ(1章)、3つの問いを持ち(2章)、減らして時間を取り戻す(3章)。

育てられるものを選び(4章)、固定費を見直し(5章)、買っていいものを知る(6章)。

そして、選ぶ力が育っていく(7章)。

大切なものに、使うために

「買わない」は、目的ではありません。

手段です。

なんとなく買うのをやめれば ―

本当に欲しいものに、お金を使えるようになる。

大切な人との時間に、使えるようになる。

そのための「買わない」なのだと思います。

あの旅行カバンが、教えてくれたこと

年に数回しか使わないカバンから、私の買い方は変わりました。

「使い捨てる」から「使い続ける」へ。

それは、物との関係が変わったということでもありました。

そして ―

物との関係が変わると、お金との関係も変わります。

今日、ひとつだけ

全部を変える必要はありません。

今日、カートに入れたものを、1週間待ってみる。

今月、サブスクを1つ見直してみる。

それだけで、十分です。

ものを減らすことは、暮らしを貧しくすることではありません。

本当に大切なものを、はっきりさせること。

40代からのお金の使い方は、そういう方向へ向かっていけたら ― そう思っています。

※本記事は一般的な情報のご紹介です。保険や金融商品の選択については、専門家にご相談ください。 電力プランや通信プランは、内容が変更されることがあります。 契約前に、必ず最新の情報と解約条件をご確認ください。

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