不調のサインに気づけるように―40代が体の声を聞くためにやめた習慣

更年期

“私だけがしんどいのかな”と思っていたけれど、
きっと、誰もが何かを抱えているんだと思う。

最近、生理がぐっと重く感じるようになりました。
昔はサラッと過ぎていたのに、体も心もずっしり重たくて、
何かをやろうとするだけで、ため息が出る日もあります。

鍼灸師の先生には「更年期のはじまりかもね」と言われました。
それに加えて、親の介護も少しずつ始まり、
知らず知らずのうちに、日常の中でストレスを溜めていたのかもしれません。

そんなある日、「もう今日は無理だな」と感じて、
ふと立ち止まることができました。

誰かの役に立つためには、
まず、自分を守ってあげなきゃいけない。
そう思って、本気で“自分を大切にする”と決めたのです。

“がんばれない日”の過ごし方

やることを一つだけにする。
 「今日できることは、これだけ」と最初に決めてしまう。
 罪悪感を手放すための、小さな工夫です。

手軽なごはんでOKにする。
 冷凍しておいた野菜スープや、おにぎりとお味噌汁だけの日もあります。
 それで充分。

気持ちを言葉にして夫に伝える。
 「しんどい」「今日は休みたい」と言葉にするだけで、少し楽になります。

生理の日は、意識的に休む日と決める。
 体がそうしてほしいと言っているのだから、無理せず横になる。
 あたたかくして、呼吸だけに意識を向ける時間。

家族のこと、親のこと、自分のこと

どれも大切にしたいけれど、
それは“どれも完璧にこなす”という意味ではない。
ようやく、そう気づくことができました。

「今日はがんばれない」って、ちゃんと声に出していい。
その代わり、明日、ほんの少し前を向けたら、それで十分。

介護に疲れたとき、体がつらいとき、心が張り詰めているとき。
そんな日こそ、“何もしない勇気”を持つことも、大人の選択なのかもしれません。

がんばらない時間は、未来の自分を支える時間。
無理せず、淡々と。
そんな日が、あってもいいのだと思います。

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