40代は“血流が肝” 第8回:“温める夜”のすすめ。血流を整えるナイトケア習慣

④【美容・健康】

40代に入ってから、夜になると足先が冷えたまま、体がなかなか緩まない——そんな日が増えました。
日中は気が張って動けてしまう分、夜になると一気に体の巡りが滞り、眠りが浅くなったり、疲れが翌日に残ったり。この「夜の冷え」こそが、40代の血流の質を大きく左右することを、私はようやく理解し始めました。

夜は、体が“回復モード”に入る時間。
この時間に血流を整えると、睡眠の質が上がり、朝の目覚めや翌日の体力に大きく影響してくれます。
今回は、私が実践している「夜の巡りを整えるナイトケア習慣」をまとめました。どれも無理なく続けられる、やさしい“温める夜”の過ごし方です。

40代は“夜の冷え”が血流の質を左右する

昼は動き、夜は休む—この自然の流れの中で、血流がもっとも整いやすいのが夜の時間です。
ところが40代になると、ホルモンバランスの変化やストレス、緊張の持ち越しにより、夜になっても体が緩まず、冷えたまま眠りについてしまいがち。

◎ 足が冷えて眠れない
◎ 寝つきが悪い
◎ 夜中に目が覚める
◎ 朝起きても疲れが残っている

これらはすべて、“夜の巡り不足”のサイン。
だからこそ、眠る前のひと工夫で血流を温めることが、40代の体にとって大きな支えになります。

夜の巡りを整える温め習慣

① 足湯で「下半身の冷え」を先にゆるめる

40代の冷えは、ふくらはぎや足先に溜まりやすいもの。
私が効果を実感したのは、寝る1時間前の10分足湯です。

40〜42℃のお湯に足首まで浸けるだけで、下半身の冷えがスッと抜け、体全体がじんわり温まります。
足が緩むと、眠りに入りやすくなり、夜中の覚醒も減りました。

② 塩風呂で1日の疲れと巡りをリセット

何もしたくないほど疲れた日は、シンプルに“塩”をひとつかみ。
塩には浄化と温めの作用があり、血流を促しながら体の緊張をやわらげてくれます。

● よく眠れない
● 身体が重い
● 気持ちの切り替えがうまくいかない

そんな日は特に、塩風呂が深いリセットにつながります。

③ 温かい飲み物で内側から温める

夜はカフェインを避け、体を温めるものを選びます。

特に40代の私が続けているのは、
・ルイボスティ
・生姜の入ったハーブティ
・白湯

冷えによる緊張が溶け、眠気が自然に訪れます。

④ アロマで“脳の緊張”をほぐす

感情と血流はつながっています。
40代は1日の終わりに脳が疲れきってしまいやすいので、香りを使ったリラックスはとても効果的です。

・ラベンダー
・ベルガモット
・スイートオレンジ

“やさしい香り”を選ぶことで、呼吸が深まり、体の巡りもゆっくり整い始めます。

私が続けている“やさしい夜のナイトルーティン”

私が無理なく続けられているのは、この3つだけ。

◎ 足を温める(足湯 or お風呂でふくらはぎを温める)
◎ 温かい飲み物をゆっくり飲む
◎ 寝る前に深呼吸を3回

これだけでも、眠りの深さ・翌朝の軽さが驚くほど変わりました。
“がんばらなくていい”ことが、続くコツなのだと思います。

無理なく続く、40代のための「温める夜」のコツ

◎ 寝る30〜60分前から緩める時間をつくる
◎ 温めケアは短時間でもOK
◎ パッとできるものを1つ決める
◎ 体が冷えた日だけでも実践してみる

「毎日完璧に」は40代には負担になります。
その代わり、気づいた時に“小さく温める”。
その積み重ねが、巡りの質を大きく変えてくれます。

眠りが深くなると、血流も整う。“夜ケア”は翌日の体をつくる

夜に体がしっかり温まり、血流が巡ると、

◎ 寝つきが良くなる
◎ 夜中に目が覚めにくい
◎ 朝の冷えが減る
◎ 日中の疲れが溜まりにくくなる

そんなうれしい変化が続きます。
40代の私にとって“温める夜”は、翌日の体をつくる大切な習慣。

忙しい日も、ほんの少しだけ自分を温めてあげる。
それだけで、体も心も驚くほど軽くなっていきます。

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▷ 第4回:血流を整える食べ方。40代の私が選ぶ“巡りごはん”
▷ 第5回:“気圧・天気”と血流の関係。体調の波を穏やかに保つ暮らし方
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