40代になってから、
「昔から冷え性だから」
そんな言葉で片づけてきた不調が、
少し重たく感じるようになりました。
手足の冷え。
朝のだるさ。
動き出すまでに時間がかかる体。
体質だから仕方ない。
そう思っていたけれど、
最近は少し違う見方もできるようになっています。
冷えは、生まれつきの問題ではなく、
血流と自律神経の“使い方のクセ”なのかもしれない、と。
今回のテーマは、
非フラボノイド系ポリフェノールの中でも、
「温める・動かす」働きを持つ成分たち。
40代の体にとっての、
冷えと代謝の本質を見つめていきます。
冷え性の本質は「血が足りない」のではない
冷えというと、
「血が少ない」「筋肉がない」
そんなイメージを持ちがちです。
でも実際には、
血液量そのものより、
血管が動いているかどうかが大きく関係しています。
ストレスや緊張が続くと、
自律神経は交感神経優位になり、
血管はぎゅっと縮んだまま。
すると、
血はあるのに、末端まで届かない。
それが、冷えとして感じられます。
40代の冷えは、
不足よりも「滞り」の問題。
だからこそ、
温める・動かすという視点が大切になります。
ショウガオール(生姜)が“内側から温める”理由
生姜に含まれるショウガオールは、
体を芯から温める成分として知られています。
一時的にポカポカさせるのではなく、
血流を促し、
巡りそのものをサポートするのが特徴。
特に40代以降は、
基礎代謝が落ちやすく、
「冷えて→動かなくなり→さらに冷える」
という循環に入りがちです。
生姜は、
その悪循環に、そっとブレーキをかけてくれる存在。
朝の一杯や、
夜の温かい食事に取り入れることで、
血流スイッチをやさしく入れてくれます。
クルクミン(ウコン)は「巡りの通り道」を整える
ウコンに含まれるクルクミンは、
抗炎症・抗酸化作用で知られていますが、
実は血流とも深く関わっています。
血管の内側が炎症を起こしていると、
血はスムーズに流れません。
クルクミンは、
この“通り道の状態”を整え、
巡りやすい環境をつくる成分。
温めるだけでなく、
流れやすくする土台を整える。
40代の体には、
こうした間接的なサポートが効いてきます。
スパイス系ポリフェノールは「動かす力」
シナモン、クローブ、カルダモンなど、
スパイスに含まれるポリフェノールも、
血流ケアの心強い味方です。
これらは、
体を刺激しすぎず、
じんわりと巡りを促す特徴があります。
「運動しなきゃ」と構えるより、
体が自然に動き出す状態をつくる。
スパイス系ポリフェノールは、
そんな下準備をしてくれる存在です。
朝と夜で変える「温め習慣」
40代の冷え対策は、
一日中同じケアをするより、
時間帯に合わせて役割を変えるのがおすすめです。
朝は、
血流を目覚めさせる時間。
生姜やスパイスで、
体を内側から起こす。
夜は、
緊張をほどき、巡りを整える時間。
温かい食事や入浴で、
血管をゆるめてあげる。
温めることは、
単なる防寒ではなく、
自律神経への合図でもあります。
血流は「体質」ではなく「習慣」
冷えや代謝の低下を、
年齢や体質のせいにしてしまうと、
できることがなくなってしまいます。
でも実際は、
血管は、何歳からでも反応する器官。
温める。
動かす。
巡らせる。
その積み重ねが、
体質だと思っていたものを、
少しずつ書き換えていきます。
40代からのポリフェノール習慣は、
体を変えるための“特効薬”ではなく、
巡りを思い出させるための生活習慣。
冷えと付き合う暮らしから、
冷えを育てない暮らしへ。
その小さな転換が、
これからの私時間を、
ずっと楽にしてくれる気がしています。
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