40代になると、心の疲れがそのまま体に“症状”として現れやすくなります。
とくに、仕事や家事で緊張が続いた日ほど、
「お腹が張る」「胃が重い」「なんとなく食べたくない」
そんなサインが出やすくなるものです。
私も、忙しさが続くとまず最初に“胃腸”に違和感が出るタイプ。
気づけば呼吸が浅くなり、肩やお腹がギュッと固まっていることがあります。
そんな時にそっと寄り添ってくれるのが、沖縄生まれのハーブ サンニン(月桃) です。
南国の風を思わせる甘くスパイシーな香りは、緊張をやわらげ、
固くなった胃腸をふんわりゆるめてくれるような心地よさがあります。
“香りに触れるだけで、呼吸が勝手に深くなる”——
そんな癒しの力を持つハーブです。
サンニン(月桃)ってどんなハーブ?
学名:Alpinia speciosa
産出国:日本(沖縄)
科名:ショウガ科/使用部位:葉
沖縄では古くから“サンニン”と呼ばれ、
暮らしの中に自然と根づいてきた植物です。
3mほどの高さに育つ生命力あふれる多年草で、
初夏にはピンクを帯びた白い貝殻のような花を咲かせ、
秋には真っ赤な実をつけます。
沖縄では毎年旧暦12月8日の“ムーチーの日”に
月桃の葉で包んだ餅を食べる習慣があり、
葉の抗菌・防腐作用を活かした伝統的な知恵でもあります。
また、月桃の精油は100kgの葉からわずか30ml。
とても希少で、香りの良さからアロマでも高く評価されています。
胃腸ケアに役立つ理由
サンニン(月桃)が40代の心身に寄り添う理由は、
ストレス由来の 緊張・冷え・胃腸の弱り に働く点にあります。
◎ 胃腸の動きを穏やかに整える
◎ 心身のこわばりをゆるめる
◎ 活性酸素を除去するポリフェノールが豊富
◎ リラックス作用で自律神経をサポート
とくに月桃に含まれるポリフェノールは、
なんと赤ワインの数十倍。
ストレスや加齢で乱れがちな体のバランスを
やさしく整えてくれるハーブなのです。
40代は、無理をするとすぐ体に出る時期。
月桃はそんな“がんばりすぎた私の胃腸”をふんわり包んでくれます。
月桃ティーの楽しみ方
【材料】
・月桃(葉)…小さじ1
・熱湯…150〜200ml
【淹れ方】
① カップに月桃を入れ熱湯を注ぐ
② フタをして10分蒸らす
③ 香りを吸い込みながらゆっくり飲む
月桃の香りは、
・最初は甘く
・だんだんスパイシーに
・最後はウッディで穏やかに
と変化していきます。
その移り変わりが、心の緊張がほどけていく過程のようで、
飲むたびに“ゆっくりでいいよ”と背中を撫でられる感覚があります。
40代の心をほどく“南の香り”
忙しい日ほど、私たちは呼吸を忘れがち。
気づけば浅い呼吸で一日を走り抜けてしまうこともあります。
月桃の香りは、
南国の風のようなあたたかさがあり、
吸い込むだけでふっと肩の力が抜けます。
・緊張した午後
・疲れが溜まった夜
・気圧に体がつらい日
そんなタイミングに月桃ティーを淹れると、
体の奥のこわばりがゆるみ、
“心の余白”が戻ってくるのを感じます。
家族で使えるサンニンの知恵
月桃は、沖縄では昔から食べ物を包んだり、
家庭薬として煎じて飲むなど生活に生かされてきました。
家族にも取り入れやすい理由は、
◎ 香りがやわらかい
◎ 刺激が少なく飲みやすい
◎ リラックス+胃腸ケアの両方に使える
という万能さにあります。
・食べすぎた日のサポートに
・ストレスでお腹が張りやすい家に
・休日前のリラックスタイムに
家族みんなで楽しめる“南のハーブ時間”です。
使うときの注意点
・妊娠中、持病・服薬中の方は専門家に相談
・精油は濃度が高いため扱いは慎重に
・過剰摂取は避ける
・体質に合わない場合は中止を
自然の恵みだからこそ、体と向き合いながら使うことが大切です。
私の「サンニン時間」
◎ 朝の胃の重さに、薄めの月桃ティー
◎ 仕事の緊張が抜けない日は、香りだけ深呼吸
◎ 夜のリラックス時間に“しっかり蒸らした一杯”
◎ 心と体を整えたい休日の午後に
40代の私たちに必要なのは、
“がんばる力”より“ゆるむ力”。
サンニン(月桃)は、
そのゆるむ感覚を思い出させてくれる、
私の小さな【緑の処方箋】です。
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