忙しくても焼ける、私の整うスコーン。25分で心がほどける週末習慣

食について

平日は、慌ただしく過ぎていきます。
家族の支度、仕事、買い物、夕食の準備。
気づけば夜。自分のことは、いつも後回しです。

そんな私にとって、週末だけの「スコーンを焼く時間」が、
心と体をリセットする、大切なルーティンになりました。

「焼く」という行為が、自分を取り戻すスイッチに

40代になってから、気づいたことがあります。
それは、“手を動かす時間”が、心を落ち着かせてくれるということ。

特に、頭の中がごちゃごちゃしているときや、
小さなトラブルが重なって疲れているとき。
私は、スコーンを作ると決めています。

レシピはとてもシンプル。
米粉と太白ごま油を使った、バター不使用のヘルシースコーンです。
混ぜて、まとめて、切って、オーブンで焼くだけ。
材料も、工程も、時間も多くは必要ありません。

だけどその“少しだけの手間”が、思考の渋滞をほぐしてくれるんです。

忙しい日々のなかで、自分をいたわる「25分」

スコーンを焼くと決めた朝は、心がほんの少しだけ整っています。
生地を混ぜる感触、成形する手の動き。
シンプルな工程のひとつひとつが、私の気持ちを静かにしてくれます。

やがて、オーブンから甘く香ばしい香りがふんわりと漂いはじめる頃。
「あぁ、今日もちゃんとやれた」と、小さな達成感が湧いてくるのです。

25分で焼けるのに、満足感はしっかり。
“整った香り”とともに、気持ちもふわっとほどけていきます。

「できた」ことが、自信につながる

忙しいときや、疲れているときこそ、
自分に“優しい行動”をひとつ足すことが、大きな力になります。

スコーンは、そんな自分のための小さな贈りもの。

「作ってよかった」
「私にもできた」
「今日の自分、悪くないかも」

そんなふうに思えることで、自己肯定感もそっと育っていくように感じます。

週末だけに決めている理由

このスコーンを作るのは、週末だけ。
あえて平日には焼きません。

理由はシンプルで、“週末にしか焼かない”という特別感が、私にとってごほうびになるから。
がんばって過ごした一週間の締めくくりに、自分をちゃんと扱う時間を。

だから私は、週末の朝、静かにオーブンを温めるんです。

あなたにも、そんな「整う習慣」を

「焼く時間なんてない」
そう思っていた頃の私に、伝えてあげたい。
たった25分で、自分を整える時間はつくれるんだよ、と。

難しいことじゃなくていい。
高価な材料も、特別な道具も必要ない。
ほんの少しの“自分のための動作”が、あなたを整えてくれます。

スコーンを焼くその時間が、
自分の内側とやさしくつながる、静かな週末の習慣になるかもしれません。

▷ レシピはこちらから
「整えるブランチ習慣」バター不使用・米粉スコーンで満たす私の週末

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