40代からのキッチンセルフケア 第4回:香味野菜・薬味で体を温め、代謝を整える ― 冷えを追い出すのではなく、巡らせて動かす ―

③【食・オーガニック・健康食】

冬になると、
「とにかく体を温めなきゃ」と思い、
煮込み料理や根菜中心の食事が続きがちになります。

けれど40代になってから、
温かいものを食べているはずなのに、

・手足の冷えが残る
・体が重たい
・代謝が落ちたように感じる

そんな違和感を覚えることが増えました。

私自身、
「温めているのに、なぜか巡らない」
そんな感覚に立ち止まったことがあります。

そこで見直すようになったのが、
香味野菜・薬味の力でした。

今回は、
生姜・ネギ・ニラ・ニンニクなどを通して、
40代の体を内側から動かす
キッチンセルフケアについてお話しします。

香味野菜が持つ“動かす力”

香味野菜や薬味は、
少量でも香りや刺激が強いのが特徴です。

薬膳の考え方では、
この「香り」や「辛味」には、
気血の巡りを促す働きがあるとされます。

根菜が
体の芯を温めて土台を作る存在だとしたら、
香味野菜は
その熱を全身に行き渡らせる役割。

温めるだけで終わらせず、
動かし、巡らせる。

40代の体には、
この視点がとても大切だと感じています。

薬膳的に見る「冷え」と代謝の関係

冷えというと、
単に体温が低い状態を思い浮かべがちですが、

薬膳では、
「巡りが滞っている状態」として捉えます。

巡らないと、
・温かさが届かない
・老廃物が溜まりやすい
・代謝が落ちたように感じる

という状態が起きやすくなります。

40代になると、
体を温める力だけでなく、
動かす力もゆるやかに変化していく。

だからこそ、
香味野菜のような
“きっかけを与える食材”が
頼もしく感じられるのです。

40代の私がよく使う香味野菜

◎ 生姜
体を内側から温め、巡りを助ける代表格。
すりおろすより、千切りや薄切りで使うと、
刺激がやさしく感じられます。

◎ 長ネギ
冷えやすい首元・お腹を温める存在。
火を通すことで甘みが出て、
日常使いしやすいのが魅力です。

◎ ニラ
体を温めながら、
疲れやすいときの底力を支えてくれる野菜。
少量でも存在感があります。

◎ ニンニク
代謝を高め、巡りを強く後押し。
40代の私には、
香りづけ程度がちょうどよく感じます。

どれも、
主役にしなくていい。
「添える」くらいが、
体に負担をかけず続けやすいポイントです。

体を温め、巡らせる取り入れ方

私が意識しているのは、
香味野菜を温かい料理の中で使うこと。

・スープや味噌汁に、仕上げとして加える
・炒め物の最初ではなく、最後に香りづけ
・蒸し野菜や鍋の薬味として添える

強く火を入れすぎず、
香りが立つところで止める。

それだけで、
体が内側から動き出すような感覚があります。

朝晩におすすめの“ひと工夫レシピ”


・長ネギ+生姜を少量入れた味噌汁
→ 寝起きの体をやさしく目覚めさせる


・蒸し野菜に刻みニラ+ごま
→ 一日の巡りを整えて、重さを残さない

どちらも、
「特別な料理」ではありません。

いつもの一皿に、
少しだけ香味野菜を足す。

それだけで、
体の反応が変わってくるのを感じています。

香りが整える、冬のキッチン時間

香味野菜を刻んだときに立ちのぼる香りは、
体だけでなく、気持ちにも作用します。

台所に広がる、
生姜やネギの匂い。

それだけで、
「今から温まる準備をしている」
そんな感覚が生まれます。

40代のキッチンセルフケアは、
栄養計算よりも、
体の反応を感じ取ること。

根菜で温め、
葉物で整え、
香味野菜で巡らせる。

この流れを意識するようになってから、
冬の体が、以前より軽く感じられるようになりました。

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