40代の私が選び直した“添加物との向き合い方”第4話:カラフルな誘惑。着色料が私たちの体に与える影響

食について

“整える”暮らしの中で、着色料とどう向き合う?

鮮やかなピンクのゼリー、目を引くブルーのキャンディー。
つい手が伸びてしまう、カラフルなお菓子たち。

でも40代になってから、ふとその「鮮やかさ」の正体が気になるようになりました。
「その色は、何からできているの?」
「毎日食べても、大丈夫なの?」――そんな素朴な疑問から、私は“着色料”と向き合うようになったのです。

今回は、見た目に隠れた食品添加物「着色料」の話。
合成と天然の違い、体への影響、そして“私らしい選び方”について綴ります。

合成と天然の着色料。その違いは?

私たちが日々目にする食品には、見た目を良くするために様々な着色料が使われています。
大きく分けると以下の2つ。

着色料の種類特徴特典野球
合成着色料赤色◯号、黄色◯号など石油等の化学合成。 発色が発色で安定性・保存性が高いコストが安い。大量生産の観点。色持ちが良い。健康リスク(アレルギーや一部は発がん性指摘あり)。消費者から敬遠されることも
天然着色料クチナシ、ベニバナ、カラメルなど植物や動物由来。 味が穏やかで、変色しやすい場合も自然由来で安心感が強い。身体に優しいイメージ高コスト。品質・色が安定しない。保存や発現が弱い場合もある

合成着色料は、少量で鮮やかな色を出せるためコストも低く、加工食品やお菓子、ジュースなどに広く使われています。

一方、クチナシや紅麹といった天然着色料は、古くから使われてきた安全性の高い素材。
栗きんとんや和菓子、漬物などにも使用され、自然由来のやさしい色合いが特徴です。

着色料の影響。発色の裏にある“リスク”

着色料の中には、健康への影響が懸念されているものもあります。

とくに合成着色料の中には、以下のようなリスクが報告されています:

● 発がん性の可能性(赤色2号、黄色5号などは一部の国で使用禁止)

● 子どもの多動性や注意欠陥との関連

● アレルギー反応(じんましん、かゆみなど)

● 肝臓や腎臓への負担

日々の生活の中で、私たちは“知らず知らずのうちに”これらを摂取している可能性があります。
それが長期的に蓄積されたとき、体にどのような影響が出るか――。その不安が、私の中に静かに芽生えました。

ラベルを“見る”習慣を、暮らしの中に

着色料の使用は、ラベル表示で確認できます。
以下のような表記を見かけたら、合成着色料の可能性が高いサインです。

● 赤色◯号(例:赤色102号)

● 黄色◯号(例:黄色5号)

● 青色◯号(例:青色1号)

● カラメル色素

合成着色料 と明記されていることも

私はこれまで「色がきれい=安全でおいしい」と思い込んでいたことに気づき、
商品を手に取るときは、必ず“裏面”を見るようになりました。

特に子どもが口にするもの、毎日摂る飲み物や調味料は、色味やラベルに目を向けることが大切だと実感しています。

私が選ぶ「色」との心地よいつき合い方

40代は、体も心も「ほんもの」を求める時期。

私は着色料とのつき合い方を、こんな風に変えています。

◎ 天然着色料(クチナシ、紅麹など)を使った食品を選ぶ

◎ 素材の色をそのまま楽しむ(かぼちゃの黄色、紫キャベツの紫など)

◎ カラフルな加工品は“時々のお楽しみ”に

◎ 子どもと手作りのおやつで“自然な色”を楽しむ時間をつくる

色は心を明るくしてくれるけれど、
それが“本来の色”であることに、今は安心感を覚えます。

私時間を、やさしい“色”で整える

人工的に作られた鮮やかさよりも、
自然の中から生まれる、やわらかな色の世界に魅力を感じるようになりました。

着色料を“悪”とするのではなく、
「知って、選ぶ」ことが、私たちの暮らしを守ってくれる。

大切なのは、選ぶ自由があるということ。
“見た目の華やかさ”に惑わされず、“体がよろこぶ色”を選ぶ。
それが、これからの私の「整える暮らし」です。

タイトルとURLをコピーしました